幸福の傷跡(更新停止中)
血が腕を伝い、赤の線となって生を表現する。その恍惚たる情景を眺めながら、私は満足気に片手に握るカッターナイフを机の引き出しに仕舞い込んだ。
そろそろ、眠る時間だ。
傷口を止血して、後で剥がしても痛くないようにラップと包帯を巻いて布団に潜った。
─────また明日も、生きていられますように。
今日という最高につまらない一日に手を振って、次を迎え入れるための準備をする。スマートフォンのアラームを朝の六時にセットをして、部屋の電気を消す。そして、私は静かに目を閉じた。
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____居場所が欲しい。
柏木秋奈(かしわぎあきな)は、生きている間ずっと同じことを思っていた。
誰にも愛されない、必要としてもらえない自分自身を嘆き、恨んでいた。
唯一の理解者は、図書室の司書である
倉本翔(くらもと しょう)ただ一人のみ。
またそれは、倉本にしても同じことだった。
秋奈は倉本へ、倉本は秋奈へ、
互いが互いへ依存し合う。
先生と生徒の歪な関係。
ずっとこの日々が続けばいいと、
そう思っていた。
しかし、秋奈に恋心を寄せる一人の
男子生徒により、事態は思わぬ方向へと
進展する──────
先生と生徒の、決して交われない、痛いほど真っ直ぐな愛の平行。
静かで、時に情熱的な重苦しい愛の形をご堪能ください。
・・・***・・・***・・・***・・・
第三作目
START : 2017/7/15
FINISH :
<<お知らせ(作品状況)>>
・各章を連結し、章タイトルをようやく付けました(6/3)
・現在公開中の箇所全てを改稿しました。(7/26)
・99pに、未公開シーンを付け足しました。(8/12)
※この作品は、実在する人物、団体とは一切関係ありません。物語の進展により、一部暴力的なシーンもございます。ご了承ください。
※この作品は制作途中のものです。よって、完結ボタンを押すまでは予告無く一部内容を変更する場合がございます。(変更後は、こちらの<<お知らせ>>にて報告致します)
〇感想、アドバイス、またお気づきの点などございましたらノートにてお待ちしております❀.(*´▽`*)❀.
お気軽にどうぞ。
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過去に起こった事件をネタに密は、美しき少女、喜沙を無理矢理自分のもとに繋ぎ止める約束を交わした。
ある日、喜沙に恋人ができたという事実を知ることになるが、愛した者への所有欲から、喜沙と彼氏を引き離す行為を行っていく。
自分には決して手に入れることができないもの、それは蜜を惹きつける魔法の薬へと姿を変えていくのだった。
美しいものを愛す密(みつ)と、愛される喜沙(きさ)の歪んだ愛の短編ストーリー。
*・*・*・・・一作品目・・・*・*・*
<<作者から>>
・pv数1000ありがとうございます。
※この作品には、一部過激な表現が含まれています。
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かつては叶ったはずの両思い。
自分の身勝手で突き放したはずなのに、
まだ恋を続けている。
自分の人生は間違いだらけの連続だった。
幸せだと思ったことなんて一度もない。
だからせめて、一度くらいは
後悔のない選択を選びたかった。
*・*・*・・・二作品目・・・*・*・*
START…4/14
FINISH…4/16
※この作品は、実在する人物、団体とは一切関係ありません。
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