ウソツキの恋〜少女の物語〜
次の日

正直昨日のことがあったから学校には行きたくなかった。でも、お母さんに『行ってきなさい』と言われてしまった。

ガラガラ

ガヤガヤ

『………おはよ』

シーン

ガヤガヤ

みんな私が来たことに気づいてるのに挨拶を返してくれなかった。私が親友だと思ってた子もこちらをチラッと見てまた友達と話し始めた。

私は幼いながら悟った。
今日から私はいじめられるのだと。
教科書にラクガキされたり破かれたり、トイレに入ってる時には上から水をかけられた。

特に給食が怖かった。
先生に見られないように私の給食にゴミをいれられた。

『………グスッ』

この時の私は泣くしか出来なかった。
先生に言っても昨日のようにまた見放されると思った。
でもお母さんには言いたくない。



小学2年の秋ついに私は壊れてしまったんだ────
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