南くんの花嫁( 猛 烈 修 行 !! )
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「ちょっと、佑麻!唐揚げ定食にサンドイッチまで付けて、デザートのプリンまで?そんな食べてたら太るわよ!」
「だって〜、今日は朝ごはん食べ損ねちゃったからお腹空いてるんだもん」
昼休み。
大学の食堂は今日もガヤガヤとたくさんの生徒達で賑わっている。
私はテーブルに座りながら和葉ちゃんの容赦ない言葉にもめげずに目の前の美味しそうなご飯に目をキラキラと輝かせていた。
「ほんと、食べても太らないって不公平よね」
「何言ってんの、食べたら食べただけ太るよ?」
「嘘つくな。佑麻の体にはほんっと、無駄な肉が見当たらない」
椅子に座った私を上から下まで舐めるように見る和葉ちゃんに、これは褒められてるのか?と頭の上にハテナを浮かべていた私は、
「たしかに。1番ついてて欲しい胸に、全くついてねぇもんな」
突然後から聞こえてきた腹が立つほど陽気な声に、一瞬で眉間にシワを寄せた。