南くんの花嫁( 猛 烈 修 行 !! )
私の中のシナリオではさ?
瀬那が試験勉強に忙しい期間、瀬那とのラブラブな時間をこれでもかっ!ってくらい我慢して乗り越えたら、
きっと!!瀬那も!!私とのラブラブタイムに時間を使ってくれる♡♡!
……はずだったのに。
実際は……
『結果はまだわかんないけど、とりあえず試験も終わったことだし、バイトのシフト増やすことにした』
って……そんなことってあり!!??
いやいやいやいや。
え?瀬那は寂しくなかったの?
私は瀬那が勉強部屋にこもって勉強してる間、自分の試験の勉強すら手につかないくらい瀬那が恋しく恋しくて恋しかったっていうのに。
それなのに瀬那は……どうしてそんなに、平気そうなの?
私より、バイト!?
……せめて、試験勉強期間の寂しさを埋め合わせるくらいの配慮はしてくれないの?
ここ数ヶ月は、いつも瀬那の試験勉強を優先してきたし、デートらしいデートなんて出来なくても、もちろんワガママ言わずに笑顔で応援してきた。
瀬那が教えてくれた先生になりたい理由を思い出す度に感動したりして……。
でも、
でもでもでも!!!
私、寂しくなかったわけじゃないんだからね!?本当は瀬那といっぱい話したいことがあるし、一緒に料理したり、お風呂上がりにソファで寛いだり、もちろん、一緒に布団に入ってぎゅっとして眠りたいって、いつも思ってた。