アオハル
「俺は筋肉や!」
確かにムキムキだった。

逞しい腕に、男らしい背中。
かなり鍛えてる感じがあった。

「お腹はビール腹やけどなぁ」
私が言うと来輝は私の首に腕を回した。

そのままいつもぐっと自分の体に寄せて力を目一杯入れて私を動けなくする。

その力には抵抗できない。

でも、
その逞しい腕にすこしホッとしてしまう。
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