Secret answer ~キミノトリコ~
「何したのか…思い出させてあげようか?」
耳元で囁かれた声に思わずぞくりとした瞬間…視界が揺れ、ベッドのスプリングがギシ…っと音を立てた。
そーちゃんの顔がいつの間にか真上にあって、その後ろには天井が見える。
「こうやって見つめ合って」
覆いかぶさる彼の柔らかな髪に頬をくすぐられて、思わず肩が小さく跳ねた。
「こんなふうに…ここにキスした」
首筋に啄むようなキスが落とされた刹那、ピリッとした痛みが走る。
「…っ」
やんわりと親指で唇を押されて否応なしに胸が跳ね、顔中に熱が集まっていく。
いったん離れたその顔が再び近づいて…
「…ん。こんな感じかな」
「え?」
脳内に思い描いたその先とは違い、そのまま手を引かれて上半身を起こされた。
「ここにキスされると思った?」
「っ、思ってない!」
…本当は思ったけど!
口角を上げた自身の唇に触れる彼には見透かされているであろうそんな気持ちを、苦し紛れに否定する。
「口にするのは…ちゃんと茉優が、望んでくれたときにする」
「な…」
「それぐらい大事に思ってるってこと。あの頃も…今もね」
その瞳に宿る微かな熱に捕まったみたいに、視線が逸らせなかった。
まるでこれから彼に囚われる…そんな未来を予感させるように。
耳元で囁かれた声に思わずぞくりとした瞬間…視界が揺れ、ベッドのスプリングがギシ…っと音を立てた。
そーちゃんの顔がいつの間にか真上にあって、その後ろには天井が見える。
「こうやって見つめ合って」
覆いかぶさる彼の柔らかな髪に頬をくすぐられて、思わず肩が小さく跳ねた。
「こんなふうに…ここにキスした」
首筋に啄むようなキスが落とされた刹那、ピリッとした痛みが走る。
「…っ」
やんわりと親指で唇を押されて否応なしに胸が跳ね、顔中に熱が集まっていく。
いったん離れたその顔が再び近づいて…
「…ん。こんな感じかな」
「え?」
脳内に思い描いたその先とは違い、そのまま手を引かれて上半身を起こされた。
「ここにキスされると思った?」
「っ、思ってない!」
…本当は思ったけど!
口角を上げた自身の唇に触れる彼には見透かされているであろうそんな気持ちを、苦し紛れに否定する。
「口にするのは…ちゃんと茉優が、望んでくれたときにする」
「な…」
「それぐらい大事に思ってるってこと。あの頃も…今もね」
その瞳に宿る微かな熱に捕まったみたいに、視線が逸らせなかった。
まるでこれから彼に囚われる…そんな未来を予感させるように。