詩集 風の見たもの
【象徴詩 風雨】

いつものように、日曜日。ゆっくり休む、朝寝坊。
天気は荒れる、鬱気分。寝床を一歩も出られない。

雨はどしゃ降り容赦なし。草木は踊る、風歌う。
風雨ますます強まって、日がな一日寝て暮らす。

漸く鎮まり気がつけば、すでに日替わり月曜日。
心の中は風雨荒れ、やおら仕事に出向く朝。
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