詩集 風の見たもの
【冬の残業】
帰らねば。思いながらも未だ尚けりがつかない
案件に、想いは巡り、あと五分。頭の中で
くり返し念じながらの残業がまだまだ続く。
今日もまた日付マタギのパターンか。
半ば諦め半分で、一縷の望み繋ぎつつ、
仕上げに挑む仲間たち。
納期に向けてだた進むのみ。
ぬばたまの夜は更けゆく。風凍る。
あすこそ目指せ 定時退出
帰らねば。思いながらも未だ尚けりがつかない
案件に、想いは巡り、あと五分。頭の中で
くり返し念じながらの残業がまだまだ続く。
今日もまた日付マタギのパターンか。
半ば諦め半分で、一縷の望み繋ぎつつ、
仕上げに挑む仲間たち。
納期に向けてだた進むのみ。
ぬばたまの夜は更けゆく。風凍る。
あすこそ目指せ 定時退出