詩集 風の見たもの
【支え】

風に支えは不必要。立つ必要がないからだ。
人も心を風にしてそよそよしてれば楽なのに

誰もそうせず意地になり自分で自分を傷つける。
無理に支えて強風に煽られ倒され怪我をする。

誰でも傷つくのは嫌だ。思っていても傷ついて
しまった人は無意識のうちに人をも傷つける。

傷つく人に近づくな! 近くにいれば馬鹿を見る。
自分を守りきれないで他人を守れるわけがない。

強くなければ優しさも成り立たないのが人生だ。
何が一番大切か見えていないに違いない。
< 39 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop