君の声が聞きたい

「松田は南から聞いてないのか?


南には彼氏がいるってこと」


《それは知ってるけど…》


「その彼氏が俺の兄貴


だから、兄貴も南と幼なじみだから松田が言ったことあってると思ってさ」


そう聞くと松田は嬉しそうだった


なんで人のことなのにそんなに嬉しそうな顔してるのか俺には分からなかった


「…なぁ松田は俺に松田のこと嫌いかって聞いたよな?」


___コクン


頷く松田


「なら、お前は?


松田は俺のこと嫌い?」



ふと気になっていたことを聞く
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