君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


そう思った時に、開いたドア。


教室は一気に静かになり、教卓の前に立った担任を見つめた。


「起立─────」

学級委員が号令をかけようとすると、


「お前ら一旦、座れ」



担任は暗い顔で言い放つ。

その異様なただならぬ雰囲気にみんなが息を呑んだ。




「お前ら、落ち着いて聞けよ…?」

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