輪廻ノ空-新選組異聞-
「何なんですかね?」
沖田さんも困惑したみたいで、わたしに聞いてくる。
「わたしも訳がわかりませんので、サンナン総長にお聞きになった方が良いですよ…」
沖田さんの顔を見ながら答えているうちに泣きたい気分になってきた。
「沖田さんと夫婦になりたい…」
「は?」
今何と?と、沖田さんがみるみる赤面するから、わたしも我にかえって!
「八郎さんとなんか夫婦になりたくなくて…」
「はっ?」
今度は青くなってく沖田さん。
「一体何の話ですか?」
あなたと伊木さんが夫婦に?と、真っ白な顔色で。
「土方さんから…」
「土方さんがあなたに!?」
「任務でも気が重くて…」
「そりゃ当然です!!」
言ってから沖田さんは「え?」と首を傾げて。
「任務?」
更に重ねて何かを聞こうと口を開いた沖田さんだったけど、かなり間のあいていた土方さんに怒鳴られた。
「餓鬼ふたり!!とっとと来やがれ!」
沖田さんと一緒に駆け足になる。
はぁ…
もうすぐ春だ、なんて季節感を満喫してたのが嘘みたいに掻き消えた。
どんな春が待ってるのだろう。
沖田さんも困惑したみたいで、わたしに聞いてくる。
「わたしも訳がわかりませんので、サンナン総長にお聞きになった方が良いですよ…」
沖田さんの顔を見ながら答えているうちに泣きたい気分になってきた。
「沖田さんと夫婦になりたい…」
「は?」
今何と?と、沖田さんがみるみる赤面するから、わたしも我にかえって!
「八郎さんとなんか夫婦になりたくなくて…」
「はっ?」
今度は青くなってく沖田さん。
「一体何の話ですか?」
あなたと伊木さんが夫婦に?と、真っ白な顔色で。
「土方さんから…」
「土方さんがあなたに!?」
「任務でも気が重くて…」
「そりゃ当然です!!」
言ってから沖田さんは「え?」と首を傾げて。
「任務?」
更に重ねて何かを聞こうと口を開いた沖田さんだったけど、かなり間のあいていた土方さんに怒鳴られた。
「餓鬼ふたり!!とっとと来やがれ!」
沖田さんと一緒に駆け足になる。
はぁ…
もうすぐ春だ、なんて季節感を満喫してたのが嘘みたいに掻き消えた。
どんな春が待ってるのだろう。