誠の華−ユウガオ−



例えこれが負け戦だろうが俺達の会津への熱い想いが消えぬ限り諦めるという選択肢はない。


会津の為に戦い、命を落とすならばそれは本望だ。


子供も大人も女も老人も皆志しを同じくしてここに立ち自ら志願して参戦している。


俺の役目は敵をは1人でも多く斬り捨て、見方を1人でも多く生かす。


「怯むな!進め!!そして攻撃を休めるな!!奴らに隙を与えるな!!!会津の誇りと底意地を見せてやれ!!!」


次々と襲いかかる敵の肉を裂き血の雨をふらせ屍の山を作る。


先の見えない戦い。


俺は一体、なんの為に戦っていたのだろうか。


今は会津の為。


だが当初は何を目的としていたのか、今はもう思い出せない。


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