誠の華−ユウガオ−
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亥ノ刻 夜四ツ
何事もなく巡察を終えて歳さんに報告をするために屯所を彷徨くが姿が見当たらない。
仕方なく勇さんに報告をしようと標的を変えるが彼も屯所にはいなかった。
「おかしいな。歳さんも勇さんもこんな時間に況してや同時にいなくなることなんて今まであったかな…う”っ」
首を傾げながら廊下を歩いてると誰かにぶつかった。
「あたたた。ごめんなさい、前を見…て……なくて……」
顔を上げるとそこにはいるはずのない人がいた。
「一君?!こんなところで何してるの!!」