妻時々愛人
「それじゃあ、私中に入ってるから」



佳苗はそう言って、教会の中に入って行った。



「パパ、もうすぐだよ」




「ああ」



宮野と陽子は扉の前に並んで立った。





教会の中からパイプオルガンの美しいメロディが流れ始めた。



ギィ。



目の前の扉が開かれる。



盛大な拍手と歓声。



二人はゆっくりとバージンロードを歩き始めた。






おわり



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