妻時々愛人
・・・うそ



理穂は目を見開いた。



何気なくレジの方をみると、そこに佳苗の姿があった。



――ここで働いてたんだ。


どうしよう



別の店に行こうか・・・



立ち止まって考えていると、


佳苗は別の店員に声をかけられ、レジを離れて行ってしまった。



――理穂は自分でも気付かぬうちに、その後を追っていた。

< 49 / 114 >

この作品をシェア

pagetop