妻時々愛人
5章 衝撃
最近ずっと体の調子がおかしい・・。
体はダルいし、いつも眠い。
ご飯を食べると吐き気がするし・・・私、どうしちゃったの?
陽子は保健室のベッドの上で考えていた。
「宮野さん」
保健医の浜下がカーテンの隙間から顔を覗かせた。
「気分どう?」
「大分よくなりました」
「そう。次の授業どうする?」
「出ます」
陽子はゆっくりとベッドから起き上がった。
その時。
ガラ。
「陽子、お見舞いにきたよ」
タイミングよく真澄がやって来た。
「大丈夫?」
「うん。大分よくなったから次の授業出るよ。―――先生ありがとう」
二人はお礼を言って保健室を出た。