妻時々愛人

「そっか。二人の気持ちは決まってるのね」



理穂はスッと立ち上がった。


「あとは、私に任せなさい」


「えっ?」



理穂の言葉に二人は顔を見合わせた。



「―――私が陽子ちゃんのお母さんを説得するから。


二人は心配しないで」



・・・本当は、私なんか行かない方がいいのかもしれない。



でも、二人のために何かしてあげたい!


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