妻時々愛人

「―――礼二さん、私も話したいことがあったの」



黙り込んだままの宮野に理穂は言った。



「実はね、―――私他に好きな人が出来たの」



「えっ・・?」



宮野は驚いたように顔を上げた。



理穂は笑って、



「ずっと言おうと思ってたんだけど、なかなか言えなくて・・



だから・・・



・・・



別れましょ・・」


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