妻時々愛人

「―――これ見て」



佳苗はそう言って、一冊のノートを差し出した。



「?」



陽子は、恐る恐るそのノートを受け取った。



表紙をめくってみる。



・・・・日記?



どうやら、佳苗の日記のようだ。



ページをめくっていくと、一枚の写真が目に飛び込んできた。





―――それは、エコー写真だった。


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