崩れる絆
2⃣

✩✩結婚


結婚するのは
私で良いのか?と聞いたことはない
嫌でもしかたないだろう
なんて、言われたら
困るし・・・

私は、彼に少なからず
惹かれていたから・・・


両親は、喜んで
式も無事に終わり
息子の瑛士が生まれて
私達家族は、穏やかな日々を
過ごしていた。

寛は、口数は少ないが
父親として、一緒に子育てを
してくれた。
日々の仕事は忙しくて
中々早くは帰れない。

そんな時 私は、
瑛士と二人の時間を
大切にしていた。

瑛士が三歳になると幼稚園に預け
私は、また市役所の試験に向けて
勉強をした。

そのかいあって
無事に合格して
市役所勤務が始まった。

その後、中々2子が出来ずに
私も寛も瑛士だけで良いと
思うようになっていた。


瑛士は、顔立も綺麗で
女の子にもモテていた。

そんな瑛士が高校に入学すると
モデルにスカウトされた。

瑛士は、
「やってみたい。」
と、言って寛に相談していた。

寛は、
「勉学をおろそかにしない
本格的に活動するのは卒業後。」
と、言うことで許可をしたみたいだ。
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