わたしはあなたにときめいてます
「わたしはしたくないです」
結婚は無理でしょ!!!
「そうだよね? 昨日……昨日初めて会ったんだよね?」
「はい」
「昨日初めて会ったやつに“結婚したい”とか言われても、断るに決まってるだろ!!!
お前が彼女の事をすごく好きなのは分かるが…」
「分からないそうです」
「えっ?」
「愛十さんはわたしを好きか分からないんです」
好きか分からない人と結婚なんて出来ませんよ!!!
「香澄…さんが好きか分からないのか?」
「まぁ……」
「分からないのに“結婚したい”って……。
おかしいだろ!!! 香澄…さんが可哀想だろ!!! 彼女はお前が好きなのに……」
「“普通”って……」
「んっ?」
「香澄は俺の事を…好きでもない、嫌いでもない、“普通”だって……」
「香澄…さん…。
愛十の事…好きじゃないんですか?」
「好きじゃないです」
……好きかも…しれないけど……。
「好きじゃないのに…愛十の家に来て、一緒に寝たんですか?」
「“少しの間あなたの近くに居ます”って……香澄に言われた……」
「香澄…さん…。言ったんですか?」
「香澄も…俺と一緒に居たかったんだよね……?」
「違います。可哀想に見えたから。だから、一緒に来たんです」
違う……。
あなたがわたしを必要としてたから……来たの……。
結婚は無理でしょ!!!
「そうだよね? 昨日……昨日初めて会ったんだよね?」
「はい」
「昨日初めて会ったやつに“結婚したい”とか言われても、断るに決まってるだろ!!!
お前が彼女の事をすごく好きなのは分かるが…」
「分からないそうです」
「えっ?」
「愛十さんはわたしを好きか分からないんです」
好きか分からない人と結婚なんて出来ませんよ!!!
「香澄…さんが好きか分からないのか?」
「まぁ……」
「分からないのに“結婚したい”って……。
おかしいだろ!!! 香澄…さんが可哀想だろ!!! 彼女はお前が好きなのに……」
「“普通”って……」
「んっ?」
「香澄は俺の事を…好きでもない、嫌いでもない、“普通”だって……」
「香澄…さん…。
愛十の事…好きじゃないんですか?」
「好きじゃないです」
……好きかも…しれないけど……。
「好きじゃないのに…愛十の家に来て、一緒に寝たんですか?」
「“少しの間あなたの近くに居ます”って……香澄に言われた……」
「香澄…さん…。言ったんですか?」
「香澄も…俺と一緒に居たかったんだよね……?」
「違います。可哀想に見えたから。だから、一緒に来たんです」
違う……。
あなたがわたしを必要としてたから……来たの……。