初恋はかないませんでしたが、新たな恋をみつけました。

｢あの、それ貰ってもいいですか？｣








｢えっ…で、ですが…｣








｢大丈夫です。ちゃんと、お金払いますから｣








｢申し訳ありません。こちら側のミスですので半額で結構です。｣








｢せんぱい…｣








｢ほら、アイス溶けるからはやくお客様にお出しして。｣








｢は、はいっ｣








先輩と呼ばれたその人は、慣れているのか対応がスムーズ。


でも半額でこんな美味しそうなメロンソーダが飲めるなんて…








｢ありがとうございます｣(雅也)








｢いえ、こちらこそありがとうございます。ごゆっくりどうぞ｣








そう言って2人の店員さんは仕事へ戻って行った。