婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
「ダメだよ。瑠璃にはお仕置きしないとね」

「恥ずかしいからいいよ〜!」

ドンドンと彼の背中を叩いても、笑うだけ。

「恥ずかしいからお仕置きなんだよ」

玲人君の説明に私は青ざめた。

最近わかったことがある。

彼は怒ると、Sスイッチが入って悪魔になる。





次の日の朝、ホテルのベッドで目覚めると、玲人君に背後からしっかりと抱き締められていた。

お互いバスローブ姿。

それを見て昨夜玲人君とシャワーを浴びたことを思い出し、赤面する。

きゃあ〜、もう穴があったら入りたい〜!

昨日、彼に全身を洗われたんだよね。

肌のカサカサを気にする余裕もなかった。

平日の夜にホテルに泊まって彼とこうして一緒のベッドに寝ていると、悪いことをしている気分になる。

でも、恋人同士ならこういうこと珍しくないんだろうな。
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