婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
「あっ、本当だ」
どうやら綺麗な星を見て彼の機嫌は少し治ったらしい。
拓海さんの話題は禁句だね。
そんなことを考えていると、彼が私の手を引いてビーチチェアに座った。
「もう始まるよ」
ゴロンとふたりで横になって星を眺めていたら、ヒュ〜という音がして夜空に大きな花火がドンと上がった。
座ってじっくり花火を見た経験はあるけど、寝そべって見るのは格別の楽しさがある。
花火が下に落ちてくるんじゃないかというくらい間近に見えて興奮した。
星が瞬く中、たくさんの花火が繰り返し上がっては赤、青、緑、紫等の花を咲かせて消え……。
まるで大きな黒いキャンパスに絵を描いているみたい!
「すごく綺麗〜」
歓声を上げたら、「そうだな」と玲人君が相槌を打って私をその胸に抱き寄せた。
「こんな綺麗なのここで見られるなんてすごーく贅沢だね」
どうやら綺麗な星を見て彼の機嫌は少し治ったらしい。
拓海さんの話題は禁句だね。
そんなことを考えていると、彼が私の手を引いてビーチチェアに座った。
「もう始まるよ」
ゴロンとふたりで横になって星を眺めていたら、ヒュ〜という音がして夜空に大きな花火がドンと上がった。
座ってじっくり花火を見た経験はあるけど、寝そべって見るのは格別の楽しさがある。
花火が下に落ちてくるんじゃないかというくらい間近に見えて興奮した。
星が瞬く中、たくさんの花火が繰り返し上がっては赤、青、緑、紫等の花を咲かせて消え……。
まるで大きな黒いキャンパスに絵を描いているみたい!
「すごく綺麗〜」
歓声を上げたら、「そうだな」と玲人君が相槌を打って私をその胸に抱き寄せた。
「こんな綺麗なのここで見られるなんてすごーく贅沢だね」