婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
秘書室の面子だけでは足りず、総務課や企画室などの他の部署からも二十人くらい応援に来ているらしい。
玲人君のお祖父様は九条ホールディングスの会長で、財界の重鎮的存在。
つい最近知ったのだが、小鳥遊さんは会長の秘書も兼務しているらしい。
私が入社する少し前からお祖父様は体調を崩していて、ずっと出社していなかった。
しばらく会ってなかったから心配だったけど、今日お顔を見る限りでは元気そうだ。
「お祖父様、ご無沙汰しております」
ピンと背筋を伸ばしてお辞儀をしたら、お祖父様に笑われた。
「堅い挨拶は抜きじゃ」
優しい目でお祖父様は私を見る。
私の祖父は父方も母方とももう亡くなっていて、私自身、玲人君のお祖父様のことを実の祖父のように思っている。
それに、玲人君のお祖父様は玲人君には厳しいけど、私にはすごく優しいのだ。
玲人君のお祖父様は九条ホールディングスの会長で、財界の重鎮的存在。
つい最近知ったのだが、小鳥遊さんは会長の秘書も兼務しているらしい。
私が入社する少し前からお祖父様は体調を崩していて、ずっと出社していなかった。
しばらく会ってなかったから心配だったけど、今日お顔を見る限りでは元気そうだ。
「お祖父様、ご無沙汰しております」
ピンと背筋を伸ばしてお辞儀をしたら、お祖父様に笑われた。
「堅い挨拶は抜きじゃ」
優しい目でお祖父様は私を見る。
私の祖父は父方も母方とももう亡くなっていて、私自身、玲人君のお祖父様のことを実の祖父のように思っている。
それに、玲人君のお祖父様は玲人君には厳しいけど、私にはすごく優しいのだ。