婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
……もう九時。
だから玲人君がいるのか。
「ごめん。玲人君濡れるからいいよ。下ろして」
疲れた声で頼むが、彼は下ろしてくれない。
「俺はいい」
短く言い捨てて、私をバスルームに運ぶと私を下ろした。
「お風呂に入って身体をあっためるんだ」
「うん」
小さく返事をして服を脱ごうとするが、服は濡れているし、手はかじかんでボタンが外せない。
見かねた玲人君が無言で私のブラウスのボタンを外していく。
寒くてブルブル震え出す身体。
結局、下着を脱ぐのも彼が手伝ったが、恥ずかしいと思う感情も湧いてこなかった。
無気力というか、もう自分がどうなっても気にならなかった。
お風呂にすぐに入れられて身体があったまるも、もう何もする気にはなれない。
ボーッとお風呂のお湯を見つめる私。
私の濡れた服を片付けた彼がドアを開けて様子を見に来た。
だから玲人君がいるのか。
「ごめん。玲人君濡れるからいいよ。下ろして」
疲れた声で頼むが、彼は下ろしてくれない。
「俺はいい」
短く言い捨てて、私をバスルームに運ぶと私を下ろした。
「お風呂に入って身体をあっためるんだ」
「うん」
小さく返事をして服を脱ごうとするが、服は濡れているし、手はかじかんでボタンが外せない。
見かねた玲人君が無言で私のブラウスのボタンを外していく。
寒くてブルブル震え出す身体。
結局、下着を脱ぐのも彼が手伝ったが、恥ずかしいと思う感情も湧いてこなかった。
無気力というか、もう自分がどうなっても気にならなかった。
お風呂にすぐに入れられて身体があったまるも、もう何もする気にはなれない。
ボーッとお風呂のお湯を見つめる私。
私の濡れた服を片付けた彼がドアを開けて様子を見に来た。