婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
☆
ピピッという体温計の音で目が覚めた。
体温計の数値を見る玲人君と目が合う。
「三十七度五分。今日は会社休むんだね」
ポンと私の頭に手を置く彼。
体温計を見て思い出した。
昨夜、お風呂から上がって髪の毛を乾かした後、発熱したんだよね。
少しは身体強くなったかと思ったのに、雨の中を歩いたくらいで熱出すなんて、ホント嫌になる。
最後まで彼に面倒をかけてしまった。
「たいしたことないよ。このくらい」
熱を出すのは慣れている。
チラリと目覚まし時計を見れば午前六時過ぎ。
起き上がろうとするが、彼に止められた。
「ダメだよ。これからもっと熱が上がるかもしれない。その身体で出勤して仕事でミスされても困る」
厳しい顔で指摘され、反論出来なくなる。
元気な時でも失敗する時があるのだ。
ピピッという体温計の音で目が覚めた。
体温計の数値を見る玲人君と目が合う。
「三十七度五分。今日は会社休むんだね」
ポンと私の頭に手を置く彼。
体温計を見て思い出した。
昨夜、お風呂から上がって髪の毛を乾かした後、発熱したんだよね。
少しは身体強くなったかと思ったのに、雨の中を歩いたくらいで熱出すなんて、ホント嫌になる。
最後まで彼に面倒をかけてしまった。
「たいしたことないよ。このくらい」
熱を出すのは慣れている。
チラリと目覚まし時計を見れば午前六時過ぎ。
起き上がろうとするが、彼に止められた。
「ダメだよ。これからもっと熱が上がるかもしれない。その身体で出勤して仕事でミスされても困る」
厳しい顔で指摘され、反論出来なくなる。
元気な時でも失敗する時があるのだ。