婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
店員にお座敷に案内され靴を脱ぐ。
「栗田さん、こっち」
小鳥遊さんに呼ばれてそのまま上座に着くが、落ち着かない。
「あの……私、隅っこの方が安心するんですけど」
自分の希望を口にしてみたが、小鳥遊さんに笑顔で却下された。
「ダメだよ。栗田さん、今日の主役だから」
「そうですよ。今日は小鳥遊さんの奢りでたくさん食べましょうね」
私の前に座ってた松本さんが、ニコニコ顔で言う。
「こら、勝手に決めるなよ。でも……まあ、今日は社長から軍資金貰ったし、お嬢様方は払わなくていいかもな」
小鳥遊さんは、”仕方がないな”って顔で笑う。
「”そこは俺に任せとけ”くらい言って欲しいわね」
私の横に座って前田さんがクスッと笑ったかと思ったら、「社長から軍資金なんて、特別待遇ですね」と松本さんの隣にいる佐藤さんがボソッと呟いた。
「栗田さん、こっち」
小鳥遊さんに呼ばれてそのまま上座に着くが、落ち着かない。
「あの……私、隅っこの方が安心するんですけど」
自分の希望を口にしてみたが、小鳥遊さんに笑顔で却下された。
「ダメだよ。栗田さん、今日の主役だから」
「そうですよ。今日は小鳥遊さんの奢りでたくさん食べましょうね」
私の前に座ってた松本さんが、ニコニコ顔で言う。
「こら、勝手に決めるなよ。でも……まあ、今日は社長から軍資金貰ったし、お嬢様方は払わなくていいかもな」
小鳥遊さんは、”仕方がないな”って顔で笑う。
「”そこは俺に任せとけ”くらい言って欲しいわね」
私の横に座って前田さんがクスッと笑ったかと思ったら、「社長から軍資金なんて、特別待遇ですね」と松本さんの隣にいる佐藤さんがボソッと呟いた。