婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
「小鳥遊さんに恋人役なんか頼む瑠璃が悪い」

あっ、小鳥遊さんが玲人君に話したことすっかり忘れてた。

あ〜、なんて言い訳しよう〜!

ドギマギしながらゆっくりと顔を逸らそうとしたら、彼の両手が私の顔を挟んで……。

「俺に火をつけたのは瑠璃だよ。ちゃんと責任取って」

玲人君は、悪魔のように妖艶に微笑む。

その夜、彼は私の身体中にキスの印をつけた。
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