婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
6、婚約者がいてもモテる彼
「気分が悪かったらすぐに早退して」
朝の会社のエレベーターの中で玲人君は保護者の顔で言う。
今日は月曜日。
週末は高熱で寝ていたから今日はちょっと病み上がりで体力が落ちている。
「はい」
心配しすぎ……と思いながらも、小さく返事をした。
みんな少しくらい具合悪くたって、自分の仕事はこなしてる。
ちょっと気分が悪いくらいで、早退なんかしないよ。
「その目……少しくらい無理しても平気って思ってるよね?」
玲人君のその鋭い視線にギクッとする。
長年一緒にいるせいだろうか?
私には彼の考えは全く読めないのに、彼には私の思考がダダ漏れ。
「ち、ちゃんと具合が悪くなったら帰るよ」
慌てて取り繕うが、信じてはもらえず……。
「怪しいな。言うこと聞かなかったら、お仕置きするよ」
フッと微笑して、私の唇にキスをする彼。
朝の会社のエレベーターの中で玲人君は保護者の顔で言う。
今日は月曜日。
週末は高熱で寝ていたから今日はちょっと病み上がりで体力が落ちている。
「はい」
心配しすぎ……と思いながらも、小さく返事をした。
みんな少しくらい具合悪くたって、自分の仕事はこなしてる。
ちょっと気分が悪いくらいで、早退なんかしないよ。
「その目……少しくらい無理しても平気って思ってるよね?」
玲人君のその鋭い視線にギクッとする。
長年一緒にいるせいだろうか?
私には彼の考えは全く読めないのに、彼には私の思考がダダ漏れ。
「ち、ちゃんと具合が悪くなったら帰るよ」
慌てて取り繕うが、信じてはもらえず……。
「怪しいな。言うこと聞かなかったら、お仕置きするよ」
フッと微笑して、私の唇にキスをする彼。