婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
それはほんの一瞬。
驚きで目を見張る私と目が合うと、彼は悪戯っぽく目を光らせた。
「だ、だ、誰かに見られたらどうするの?カメラだってあるのに……」
「誰かに見られても誤魔化す自信はあるから。それに、瑠璃は唇荒れるからって口紅はあまり塗らないし、バレにくい」
しれっとした顔で説明してスーツの胸ポケットに入れておいたメガネをつける。
「じゃあ、今日も仕事頑張って」
エレベーターの扉が開くと、私の頭をポンと叩いて、彼は何事もなかったかのように颯爽と副社長室に向かった。
……なんか、同居してからキャラが変わったような気がする。
エレベーターでキスなんて絶対にしないタイプなのに……。
何が一体彼を変えたのか?
いや……私が知らなかっただけで、あれが素とか?
昨日の夜は身体中にキスされたんだよね。
驚きで目を見張る私と目が合うと、彼は悪戯っぽく目を光らせた。
「だ、だ、誰かに見られたらどうするの?カメラだってあるのに……」
「誰かに見られても誤魔化す自信はあるから。それに、瑠璃は唇荒れるからって口紅はあまり塗らないし、バレにくい」
しれっとした顔で説明してスーツの胸ポケットに入れておいたメガネをつける。
「じゃあ、今日も仕事頑張って」
エレベーターの扉が開くと、私の頭をポンと叩いて、彼は何事もなかったかのように颯爽と副社長室に向かった。
……なんか、同居してからキャラが変わったような気がする。
エレベーターでキスなんて絶対にしないタイプなのに……。
何が一体彼を変えたのか?
いや……私が知らなかっただけで、あれが素とか?
昨日の夜は身体中にキスされたんだよね。