Dear you
最初は意識することなんてなかったけれど一ヶ月もすると君の存在を気にするようになった。

毎日気がつくと隣にいてまた気がつくといなくなっていた。

ふと現れる君はまるで僕の行動をすべて知っているかのように大学への道のりのなかで僕の横にきていたんだ。

そういえば、僕が大学内で君を見かけたことはなかった。でももしかしたら君は広い大学内のどこかにいたのかもしれない。

毎日といったけれど君が僕の横にいるのは決まって晴れた日だった僕の横を歩いている君が太陽の光に嬉しそうに目を細めて歩く姿はとても印象的だった。
< 4 / 17 >

この作品をシェア

pagetop