嘘つき怪盗と正直刑事は高校生

秘密を1つ打ち明ける

今日は、宿泊学習です。

近くの高い山に登って頂上にある家で三日過ごすというものです。

あれから一週間結局何も掴めていない。

だけど、あいつらが言っていたことは、正しかった。

あの弁護士は、税金泥棒だった。

その税金で、宝石を買っていたそうだ。

あいつらは、その中の3つだけとって言った。本当に何が目的なのだろう？

そいて今は、バスの中、一番後ろの席の、窓際。隣は、花蝶姉さん。

今は、みんなで歌を歌っている。

「～～～～！」

歌い終わったようだ。

「次は、しりとりしよー。」

「いいね！負けたヤツは罰ゲームな」

罰ゲームは、やだな､､､

「じゃあ始めます！しりとり→」

始まった。

順番は、花雲→花策→花月→花風→花蝶→花猫という順番らしい。

「リンゴ→「ゴリラー！→「ランドセル→「ルビー→「､､､ビーズ→ず､､､ズ？ズルッグ→「グーフィー→「イソップ！→「プリン､､､カップ！→「プレゼント→「､､､トーマス
………チョップ→「､､､プーさん､､､あっ終わっちゃったね！」

「はーい花猫兄さんの負けー！」

あらら負けちゃった､､､

「罰ゲームどーする？」

「まぁまた後で考えようぜ？」

「うんそうしよそうしよ！」

「おーいみんなもう着くぞー!!!!!降りる準備しとけ！」

「「「「「「「はーい」」」」」」」




「うわー綺麗なところだねー」

花蝶が驚く

「そうだね」

僕は、頷いた。

その時の、花蝶姉さんの顔は、とっても悲しそうだった。

「姉さっ「おーい何してるんだ！早く部屋に入って荷物置いてこーい！置いてきたらここにまた集合だぞ！」

姉さんは、ぱっと顔の色を変え、

「はーい！今行きまーす」

と言った。

「何してるの？花策も行こ？」

優しく聞いてくれた姉さんは、いつも通りだと思った

「うん！姉さん」

そしてこのことをみんなにはまだ黙っていようと思った。






「みんないるか？じゃあコレから1時間スコアテーリングをしてもらう。
時間内に一番多くの点を稼げたグループが勝ちだ｡時間は、今から1時間。副班長に、今から時計を渡す。その時計は、ストップウォッチ型の時計だ。時間も見れるし、ストップウォッチでもある。時間が近づくと知らせてくれる機能付きだ。､､､よし、どの班にも回ってきたな？俺がよーいスタートと言ったら始めてくれ。
では、よーいスタート。」

始まりました。

「どうする？確か赤が2点､､青が、3点黄色が、1点､､先生？､､､が、10点！！よーし花蝶あと何分だ？」

「あと､､､55分！」

「よーし遠くから攻めていこう。円形にしてやればたくさん稼げるはず。」

「じゃあ私たちのショータイムだ！」

ん？今のセリフどっかで､､､どこだっけ？
花雲兄さんが悩んでいるのを僕は、ただ見ているだけだった。……………



…………「今何点？」兄さんが聞く。

「今？今は、107点」意外と行ったな、

「残り何分？」

焦っている。

「あと残り20分！」

少な！！帰れるかな？

「よーし帰るがてらもうちょい稼ぐぞ！青人先生がもう少しの地点にいるからな」

､､､､､､､

なんかやばい気がする！
どうしよ言った方がいいかな？
まぁいいかな？いいよね？




案の定、青人先生が絡まれていた。

「おい！てめぇなにしてんの？あっそっか今来てる高コーセーの先生かぁ？ねぇそいつらどこに宿泊してるの？俺達がお土産持って行ってあげるよ。」

その言葉に青人先生は、不良を睨む。

「あぁ？なんだよその目は!!!!!はぁ？そんなふうに睨んでもいいんですか？本当に、行っちゃうよー！いいの？」

別の不良が、

「嫌ならさぁお金ちょうだい？それで俺らのサンドバッグになってよ。ダメかな？」

「いいに決まってんだろ？だって先生っていうのは、みーんな優しいんだから。」

3人組の不良は青人先生に近づいて行った。
次の瞬間、先生が手を上げる少し前、痺れを切らした花蝶姉さんの拳が飛んでいった。

「ダメですよ？先生。こいつらこれでもれっきとした学生だから、先生が手を上げちゃいけないですよ。」

は？え？僕らは、一瞬何が起こったのかわからなくなった。

相手や先生も一緒だ。

不良が、棒のように突っ立っているあいだにまたもや姉さんの拳が決まった。

次々と相手をボコボコにしていく、姉さん。正直今武装した、天使に見えた。

「花蝶､､､やりすぎだ､､､もうやめろ､､､もういいから！もう大丈夫だから。」

見ていた、花風が言った。そして、殴る音が消えた。

やめたようだった。