後輩♂になつかれました。
3
サークルの帰り道、
彼と並んで家へむかう。
彼はあれ以来、様子がおかしい。
彼が足を止める。
??
「ねぇ、先輩。俺たちって付き合ってますよね?」
「へ?!」
確かに私は猛流くんが好きだけれども。
彼との間に、好きとも付き合おうとも話が出たことはない。
「付き合った覚えがないんだけど…」
「じゃぁ、俺、ずっと一人で先輩と付き合ってると思ってたってことですか?」
彼の顔が悲しそうに歪む。
「とりあえず、家に帰ろっ!!で、ゆっくり話しよ?」
そう言うと、彼は小さくため息をついた。