愁傷のダリア
「うるせぇ!!余計なお世話だっつーの!」

「誰だ!!」

「「!!」」

さっきから大きな声で話していた"シュトラーフェ"により、警官が1人こちらに気づいた。

「っ、くそ!」

「ちょ、なにをするき!?」

ガシャンっ

シュトラーフェはハウラを押しのけ通風口の柵を足で荒々しく蹴った。
そして、警察官を‥‥

ドガッー

殴った。

「こ、殺したの‥‥?」

「あー?このくらいでは死んではねーだろーな。鎌さえあれば切り刻んでやるのに‥‥」

「あなた、化け物ね‥‥」

「化け物‥‥か。なんとでも言えよ。つーか、はやく出ねぇとまずい。増援でもこられりゃ俺でも無理だ。」

「わかってるわよ!別にあなたを頼ってるわけじゃないし。」

「俺、お前と仲良くできる気がしねーわ。」

「奇遇ね。私もよ。」

?「そこ、いがみ合ってる場合か?」
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