君は嘘つきだ。
その人の顔を見た時、
胸が高鳴った。


え、めちゃくちゃかっこよくない?
え???

サッカー部イケメンいないんじゃないの?!

なんて、今さっきまで思ってたこととは
違う言葉が口から出そうになった。


何あの顔。

程よい焼け具合と、程よい筋肉。

そして、ポーカーフェイス!
どストライクな顔!!

あれはもうイケメン。

でも、腕に包帯巻いてる。
骨折でもしたのかな?


まぁ、うちなんて見向きもされないわ。


あんな人が彼氏だったらいいのにな

「はぁ」


「何ため息ついて。幸せ逃げちゃうよ?」


ニヤニヤしながら真結に、おちょくられる。

くそっ。お前はラブラブな彼氏いるもんな!!!


ケッ、真結にうちの気持ちなんてわかるか。


「まぁ、みかはダメンズ好き女だからな」


こいつ、うちの地雷を踏みやがった。


「それ禁句」


「だってそうじゃん。やっぱ今の彼氏良くないと思うよ。みかがちゃんと好きなのに、そんなんずるくない?」


まぁ、真結が言ってることは一理あるよな。


「んん、だよね。考えとく」



< 4 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop