龍馬 暗殺


「土方先生。
山崎さんからは何かございましたか?」


「いや、見廻組に変わった動きは無い。

だから数日前から山崎には他の任務を与えた。

最近長州の連中がまたこぞって京に入ったらしいからな。」



「見廻組も坂本暗殺を目論んでいると聞きました。

放っておいて大丈夫でしょうか?」



「あいつらには好きにさせておけ。

見廻組が坂本を斬ってくれるならそれでも良い。

もし万が一新撰組に不利益な事態が起きそうになれば、風見一徹が何とかしてくれるだろう。

とにかく、目下の敵は伊東甲子太郎だ。

明日は危険が伴う事になるが、
任せたぞ岩木。」


「はっ!」




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