龍馬 暗殺


「おい婆さん。
坂本龍馬と中岡慎太郎をどこへやった?

返答次第ではその首はね飛ばすぞ。」



「・・・・・・・・。」


首元に立てられた刃に動じること無く、
お登勢は今井を睨み返す。



「龍馬と慎太郎をどこにやったかって?

ガキが舐めた事聞いてんじゃないよ。

例え知っていたとしても、
絶対に言うもんですか。」


「なんだと!?」


「あたしを斬りたいなら、
さっさと斬りな!!」





・・・話に聞いていた通り、
男にも勝る強い女だな。



< 155 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop