ヘタレとドSとツンデレと
彼女の誕生日
fromナツキ
「うーん……」
本屋の前で難しい顔をして考え込んでいる少年が一人。本屋は暇潰しで立ち寄ったりするが、正直今立っているブースに足を踏み入れて、悩んでいるのは初めてである。
「これかな?俺にも、これなら出来るかな?」
いくつか並べられている本から一冊の薄めの物を選んだ。
独り言を呟きながら選んでいるものだから、隣にいた同年代くらいの制服を着た女の子からの視線を浴びると気恥ずかしくなって、慌てて本を掴むとレジへと向かう。
ページを捲ると女性が写真つきで、分かりやすく説明してくれている。少年は会計を済ませると、自分の住む施設へと足を早めるのだった。
本屋の前で難しい顔をして考え込んでいる少年が一人。本屋は暇潰しで立ち寄ったりするが、正直今立っているブースに足を踏み入れて、悩んでいるのは初めてである。
「これかな?俺にも、これなら出来るかな?」
いくつか並べられている本から一冊の薄めの物を選んだ。
独り言を呟きながら選んでいるものだから、隣にいた同年代くらいの制服を着た女の子からの視線を浴びると気恥ずかしくなって、慌てて本を掴むとレジへと向かう。
ページを捲ると女性が写真つきで、分かりやすく説明してくれている。少年は会計を済ませると、自分の住む施設へと足を早めるのだった。