ヘタレとドSとツンデレと

「はい、ナツキ君……ノア君、ただいま」



「珍しいな。あんたが、出掛けるなんて」




「そうですね。ただ、今日は特別な日ですので……私なりに用意したかったんですよ」




 その後ろから、もう一人の部下である人物に声をかけられて、やはり仕返し染みた言葉が浮かんできてしまう自分は、性格がお世辞にも良いとは言えないのだろうと羽柴は思う。



< 25 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop