ヘタレとドSとツンデレと
床に散らばったチョコレートを拾いあげる羽柴は一つ一つ美味しそうに口に運んでいく。
ナツキ達はその光景をただ黙ってみている事しか出来なかった。一体これから何が行われると言うのか……。
全てを食べきった羽柴は指についたチョコを舐めとると、再び微笑みを向けている。
「確かに効果は絶大の様ですね……皆さんを視界に入れる事が出来たので、私はどうやら皆さんを好きになってしまった様です。さて……と、これからたっぷりと私の愛情を、その身体に染み込ませていきましょうか?お三方」
「ひいっ……!」
「ちょ、嘘だろ……?」
「ひ、ひで……よし君?じょ、冗談、だよね?」