オリオン座をみつけたら

私は屋上から出ていった先輩を見送り、今更教室に戻ってももう誰も居まいと考えてそのまま家に帰った。


「本当に行って大丈夫かなぁ…」


不安に思いながらも大好きなアーモンドチョコを口に運んだ。


「…美味しい。」


ホロりととけるチョコレートに噛み砕いたアーモンドが絡まって私の大好きな味になる。

そのままベットに寝転がり、まだ中学の友達しか登録されてないメッセージアプリを眺めていた。


< 13 / 22 >

この作品をシェア

pagetop