春陽くん、私のこと、スキデスカ…??
図書室。
月希side

あれから1週間、デートの話はやっぱり無かったことにされたような日々が続いていた。

あれっきり話すこともないし、
私はずーーっと春陽くんを見るばっかり。


『柚希ぃぃぃぃぃっ』


お昼休み、ご飯の時間。
屋上でお弁当を食べていた。

柚希「ゴホッ
ちょっと!ご飯食べてる時に急に抱きついてこないでよ……?!」


抱きつくと、ご飯を食べていた柚希がむせて私を睨んできた。

えへへ、ごめーん♪

なんて表すようにめんごの合図を送る。

『柚希ーっ、
その卵焼きもーらい!』

パクッ


『うんまぁぁぁっ!!!』

甘い……!!!

今はこの甘みが染みる……!!!


柚希「ちょ、それ私の大好物……!!!」

ネガティブになるなんて私らしくもない!
こういう時こそポジティブに行かないと♪
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