春陽くん、私のこと、スキデスカ…??


行くしかないか。




ガラッ

えーと…、

前が見えにくいため本を避けて視界を広げようとするも、なかなか上手くいかない

身長153cmの私にはきつい任務なのだ。

とりあえず真っ直ぐ行けばいっかぁ。

『よいしょっ…、
てゆーかいつも先生こんなの運んでるの??あの細い見た目で?すご…。



っとっと、危ない危ない。』



独り言を呟いていると、本が崩れ落ちそうになった。

ココは確か2階でしょ?
職員室は1階……、遠くない?!

階段下がるのも至難の技だと思うの、うん。

キーンコーンカーンコーン

おーーーまいがっ!!!
そうこうしているうちにチャイムがなってしまった。

……こりゃ遅刻決定しちゃったなあ

< 13 / 22 >

この作品をシェア

pagetop