春陽くん、私のこと、スキデスカ…??
行くしかないか。
ガラッ
えーと…、
前が見えにくいため本を避けて視界を広げようとするも、なかなか上手くいかない
身長153cmの私にはきつい任務なのだ。
とりあえず真っ直ぐ行けばいっかぁ。
『よいしょっ…、
てゆーかいつも先生こんなの運んでるの??あの細い見た目で?すご…。
っとっと、危ない危ない。』
独り言を呟いていると、本が崩れ落ちそうになった。
ココは確か2階でしょ?
職員室は1階……、遠くない?!
階段下がるのも至難の技だと思うの、うん。
キーンコーンカーンコーン
おーーーまいがっ!!!
そうこうしているうちにチャイムがなってしまった。
……こりゃ遅刻決定しちゃったなあ