春陽くん、私のこと、スキデスカ…??
保健室
保健室に着くと、ドアの前に紙が貼ってあって
春陽「あー…先生、出張だって。」
出張……出張?!
うそぉぉぉ……。
ガクリ
……こんな姿で教室まで戻ったら天下の笑いものだよおお。
しかも春陽くんがせっかくここまで連れてきてくれたのに。
そう、何度も重いから下ろしてという私をなだめながら春陽くんは保健室までお姫様抱っこでつれてきてくれたのだ。
春陽「まあいいか。」
春陽くんは迷うことなく器用に足でドアを開けると、そのまま保健室の中に入る。
……ナンデドアガアイテルノ←
春陽「クスクス 俺よくここにくるから、鍵もらった。」
目を見開いていると春陽くんはクスクスと笑って教えてくれた。
そんな姿さえかっこよくて。