White girl
家
ガチャリ
ドアを開けるとそこには見覚えのある顔が_
「来ちゃった☆」
「蓮(レン)さん!」
私はすぐにその人物を引き入れて、勢いよく抱きしめる。
向こうもそれに応えて片手でドアを閉めながら抱きしめてくれる。
安心からか、自然と顔が綻ぶ。
「いやぁ、久しぶりだなぁ…あ、お前!ドア開ける時は誰か確認してから開けなさい!」
「ふふっ大丈夫だよ。この家に来るの
蓮さんくらいしかいないもん。」
そう言うと蓮さんは呆れたように、大きなため息をついた。
この金髪を後ろにかきあげたイケメンのおじさんは、私が小さい頃からよく面倒を見ていてくれる人だ。
30代前半のはずなのに、10歳若く見える…
ちなみに私が通う咲凰高校の理事長。