White girl





ガチャリ

ドアを開けるとそこには見覚えのある顔が_


「来ちゃった☆」

「蓮(レン)さん!」


私はすぐにその人物を引き入れて、勢いよく抱きしめる。


向こうもそれに応えて片手でドアを閉めながら抱きしめてくれる。


安心からか、自然と顔が綻ぶ。


「いやぁ、久しぶりだなぁ…あ、お前!ドア開ける時は誰か確認してから開けなさい!」


「ふふっ大丈夫だよ。この家に来るの
蓮さんくらいしかいないもん。」


そう言うと蓮さんは呆れたように、大きなため息をついた。


この金髪を後ろにかきあげたイケメンのおじさんは、私が小さい頃からよく面倒を見ていてくれる人だ。


30代前半のはずなのに、10歳若く見える…

ちなみに私が通う咲凰高校の理事長。





< 32 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop