White girl
時刻は6:30
…朝ごはん作らなきゃ。
メイクが終わって早々にキッチンへ向かった。
トーストを焼き、目玉焼きとウインナーをお皿に
盛り付ける。
…もちろん二人分。
2階から降りてくる足音がして、
私はできた料理をテーブルに並べ、相席を待つことなく食べ始めた。
男がリビングに入ってきても、特に朝の挨拶を交じ合わせることも無く、静かに向かいの席についた。
私は食事中、という名目で目線すら向けることなく黙々とトーストをかじる。
ごちそうさま、と小さく言い
男が来てから5分もしない内に席を立った。
片付けをして部屋を出る私に意味深な視線を送ってきたけど、
そんなものは気付かない振りをして自室に向かう。