White girl
コンコン
ガチャッ
「失礼します」
何となく夢から覚醒していた私は、その声で完全に目が覚めた
声の主は赤毛のアンを連想させるような髪で、黒目がくりくりとした可愛い女の子だった
私のそばまで来ると
「蓮の従兄妹の詩音(シオン)と申します。今日から貴方のお世話をさせて頂きます。」
と、自己紹介した。
「…ぷっ」
堅苦しい言葉遣いに慣れていないのか
あまりにもカタコト過ぎて笑ってしまった
詩音は、私がなんで笑い出したのかわからない様子だ。
「あははっ…別にタメ語でいいよ?」
「ほ、ほんとに?」
恐る恐る聞いてくるので、微笑みながら許可をだす
「よかったぁ〜…厳しい人だったらどうしようかと…」
「全然大丈夫だよ。同世代くらいだよね?」
「多分?私高校2年生だよ!」
「あ、私もだ。」
そう言うと、キャーと抱きついてくる。
どうしよう。すっごいかわいい。
「そういえば!その姿……」
そこで私はハッとする。
蓮さんから聞いてはいただろうけどこの見た目…
引かれるかと思い、身構える
「すっっっごいキレイ!!!!」
………は?