White girl
「その肌!その髪!その目!もっと見せて!」
目をキラキラさせながら私に顔を寄せる
グイグイくるな…この子。
けど、私のこの見た目が受け入れられるのはすごく久しぶりで、新鮮だった
『ほんとに真っ白で可愛いね!もっと見せて!』
なんか既視感あると思ったら、初めて会ったの蓮さんと同じだ……
詩音のそのキラキラした目に胸が少し温かくなるのを感じた。
「まずはちょっとお着替えしようか!」
そう言って大きなカバンから取り出したのは着ぐるみ型のクマのパジャマ
すっごくモコモコしてる…
てか、パジャマのチョイスね。
蓮さんと同じようにどこか抜けているような所に、私はまた少し笑った
されるがままクマに変身すると、
今度は少し焦げたトーストらしきものを持ってきた
「焦げちゃった…」と涙目になる詩音の頭を撫で、私達は一緒にご飯を食べた。